IBC2018現地リポート inオランダ・アムステルダム

公開日:2018/09/14最終更新日:2023/06/13

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IBC2018が9/14から9/18の期間でオランダ・アムステルダムで開催されました。

弊社スタッフも現地に向かい情報収集を行いました。
テクノハウスで取扱のあるメーカーの最新情報をご紹介させていただきます。

 

目次

1.オランダ・アムステルダムの町並み

2.Evertzブース

3.AVIWESTブース

4.IO indutriesブース

5.SONIFEXブース

6.DHD.audioブース

7.SOUND4ブース

8.bw broadcastブース

9.DEVA BROADCASTブース

10.Pixel Powerブース

11.Omnitekブース

12.CHRISTIEブース

13.WorldCastSystems(APT)ブース

※.その他

さいごに

おまけ

 

 


1.オランダ・アムステルダム

 

 

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駅前の駐輪場に自転車が溢れかえっています。

道路には自転車専用レーンがあるので歩く際には気をつけないといけないです。

 

 

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アムステルダムは自転車の街なのでフェリーにも自転車で乗り込んでいます。

 

 

 

 

アムステルダム中央駅は趣きのある建築物です。

 

 

 

ちなみに夜になるとこんな感じになります。

 

 

 

街全体が昔からの建物をそのまま使っているため歴史を感じます。

 

 

 

 

路地に入ると今時のお店が沢山あります。

 

 

 

最近のお店も景観を維持していますので、

マックやバーガーキングも

こんな感じで街に馴染んでます。

 

 

ショッピングモールもこんな感じです。

 

Evertz meetingの会場へ

 

ミーティングがあるホテルに着きました。
ミーティングで出た内容はブースを紹介しつつお知らせしていきますが、少しだけ…

Evertzのクラウドプレイアウトは最近日本でも注目されつつありますが、プレイアウト以外でも新たなクラウドソリューションが提案されます。
詳細は追って。

 

 

中は意外とモダンな内装になってます。(写真はありませんが…)

 

 

 

つい最近までIPのシステムは世界で100セット以上と言っていたのですが、

既に400セット以上も導入されているそうです。

 

 


2.Evertzブース

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IBC2018のEvertzのブースは今年もホール1です。
初日の開場後間も無くですが、ブースにはもう沢山のお客様が詰めかけていました。
注目度の高さがうかがえます。

 

 

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新しいクラウドサービスが紹介されています。
「Live Video Contribution Over Google Cloud」ということで、今度のクラウドサービスは「ライブ素材の伝送」をクラウドで行います。WEBの世界でもクラウドですが、映像の世界でもクラウドです。

 

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IBC2018でのEvertzのデモ展示は、次のような流れになります。

  1. 会場に設置したカメラの信号をエンコード(今回はH.264)してGoogleのヨーロッパサイトにアップロードします。
  2.  アップされた信号はクラウド上で処理する事が可能です。
  3.  Google cloud間で別のリージョンに転送します。今回は、オランダからカナダのモントリオールに送られます。
  4. モントリオールからバーリントンにあるEvertz本社で信号をダウンロードし、トランスコードやロゴをインサートして、再びアップロードします。
  5. 今度は4から1へ逆のルートを辿ってオランダのIBC会場で見られるようにしています。

 

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上記写真はカメラの直アウトとクラウドを通って来た信号を並べて表示しています。

画像からは見にくいかと思いますが、この間の遅延は1300ms台、つまり1.4秒弱と表示されています。往復してますから片道では、1秒以下で伝送出来るとの事です。これらはエンコードとデコードを含めての時間になります。

 

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IPシステムはラックに収められ展示されています。
ここ数年はこのような展示で統一しています。このラックではEvertzの様々なIP製品(10GbE, 25GbEのIPゲートウェイ、 トランスコーダー、PTPのマスタークロック、リプレイシステム、マルチビューワー等)と3rdパーティー製品(テクトロニクスのPrismやWohlerのオーディオモニター、Vizrtのグラフィックス)がST 2110でインテグレートされています。
因みに特に展示は無いのですが、200GbEのサポートがロードマップに入りました。

 

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ラックに収められたマルチビューワー等の表示とVUEと呼ばれるタッチパネルを使用したコントロールパネルが展示されています。

 

 

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Prismのアナライザー表示はそれ自体がIP化されているので、VUEの画面上にインテグレートされて表示されています。単に表示されているのではなく、プリズムのメニューはVUEのタッチパネルで制御が可能ですので、完全に統合されています。

 

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前述のIPシステムを統合管理しているのが、MAGNUM(写真左)になります。
EvertzはIPでスイッチングする事自体は既に当たり前として、今はフローの管理の重要性を唱えています。最新の事例で、フルST 2110のシステムが導入された「Telemundo」(アメリカのスペイン語放送を行う放送局)では、ST 2110によりIPのストリームが映像や音声等の個別のストリームに分割されているためそのフローは膨大になり、150,000フローを超えるストリームが流れています。この膨大なフローを実際に管理、制御出来ているのがMAGNUMになります。

 

 

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クラウドプレイアウトシステムのMEDIATOR-XのGUIです。MEDIATOR-Xは新しいバージョンが紹介されています。
HTML5を採用しているので、ブラウザからクラウドまたはオンプレのMEDIATOR-Xにアクセスしてコントロールが可能です。

 

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UIは洗練されてマルチチャンネルのプレイアウトも一目で確認出来るようになっています。

 

 

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IPだけでなく、12G-SDIの160×160ルーターも紹介されています。
(下の黒いフレームがEQX10の12G-SDI対応モデル⇒12G-SDI対応の180入力x180出力のルーテイングスイッチャー)

 

 

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その他、12G-SDI対応の周辺機器も展示されています。

 

 

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SCORPIONシリーズ
(Media Processing Platform Multi-frame with Onboard 80×80 12G Crosspoint)

 

 

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evREMOTE IPリモートプロダクション用途を想定した機器です。

 

 

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初登場のUSBレコーダー BUZZ-USB(USBポートがついている中央の3台)

 

 


 

3.AVIWESTブース

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IBC2018のAVIWESTのブースでは4Kのコントリビューション エンコーダーであるHE4000やSIMカード対応のライブ中継トランスミッターPRO3シリーズ、小型のAIRシリーズそしてスマホでライブ中継を実現するMoJoProが展示されています。

 

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1RUハーフラックサイズUHDエンコーダー/HE4000
HE4000ビデオエンコーダはHEVC/H.265をサポートし、管理されていないネットワークにおいてUHD、HD及びSDコンテンツの配信を最適化するよう設計されています。

弊社でもお問い合わせの多い製品の一つです。

 

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PRO380は、H.265/HEVCハードウェアエンコーダを搭載したモバイルエンコーダ&トランスミッタ製品です。

これによりデータ使用量を低減し、遅延を低く抑え(最少0.5秒)ながら高品質の映像を提供します。また、広く採用されているH.264/AVCもサポートしています。

 

 

AIR320です。
PRO380よりも小型なモバイルトランスミッターです。

 

 

 

レシーバーであるStreamHUBのUIが刷新され、YouTubeやSNSのライブ配信プラットフォームへの中継サーバーとなる機能の設定も強化されています。

 

 

 

 

StreamHUBは更にオプション機能としてマルチビューワー機能が新しく加わりました。4分割の画面で各ソースを同時に確認出来るため、多元中継でも威力を発揮します。

 

 

 

MoJoProは、PRO3シリーズ等と同様ライブ中継のみならず収録も可能な上、編集機能が付いているため、記者が現場で簡単な編集を施し、更にコメンタリーを追加した物を局に転送する事が可能です。

 

 

編集機能がついているので、災害時など緊急で画像を必要とする際などに現場スタッフの感じた温度感をそのまま伝える事が可能です。

 

 

 

関連記事

AVIWESTの中継システム機材

 


4.IO industriesブース

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関西放送機器展などでも人気の高かった4KSDIカメラを扱メーカーのIO industriesのブースです。

 

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Flare4K SDI、Victoremと並んで更に高解像度のセンサーを持つFlare 48MPが遂に出荷開始されました。Flare 48MPは7920×6004 (47.5MP)のセンサーを持つため、約8cm角のボディで8K/30Pの撮影が可能になります。特殊な環境での8K撮影に威力を発揮します。

 

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5.SONIFEXブース

分配器やテレホンハイブリッドなどでお問い合わせをいただくことの多いSONIFEX。
今回はDante®製品が登場しました。

 

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Sonifex初のDante®製品はコメンタリーユニットです。
左が2人用、右が4人用で16chのAoIPから自由にルーティングができるようになっています。色分けされたエンコーダーとディスプレイが視認性を上げてくれそうです。

 

 

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前述の2人用にコメンタリーユニットの拡大写真です。6つのプッシュボタンロータリーエンコーダーと12個のプッシュボタンには様々な機能を割り当てる事が可能です。

 

 

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AVNシリーズはSonifexが力を入れているAoIP製品です。
AoIPの要となるグランドマスタークロックを始め、24chのミックスモニターや、既存のオーディオとIPオーディオのゲートウェイとなるIOやモニターが新たに発表されています。Sonifexらしくかゆいところに手が届く、他社には無い面白い製品です。

 

 

 

AVNシリーズの製品はすべてweb GUIから設定を行います。
オーディオチャンネルのルーティングは、Dante®コントローラを使った人にはわかりやすいMTX表示になっています。クロスポイントがひと目でわかるのがいいですね。

 

 

 

VNシリーズ専用のヘッドホンボックスです。RJ45ケーブルを使って、アナログまたはAESで音声を取り込みます。スルーアウトもついているのでヘッドホンボックスの拡張も簡単です。

 

 

 

Sonifexの定番製品のひとつ、テレホンハイブリッドです。扱いやすいシンプルな構成で、フロントマネるからの操作だけでなく、ミキサーをつないで接点での操作も行えます。スタジオには必須のテレホンハイブリッドです。

 

 

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国内でもゴルフ中継などで大活躍のコメンタリーユニットです。3人用のモデルが1台あれば、実況、解説、ゲストの3人体制の中継もこれ一台でOKです。インカム系統との接続もできるのでディレクターからの指示を聞き逃すこともありません。

 

 

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電源不要のパッシブシリーズも密かな人気製品となっています。
ヘッドホンボリュームやアンバラーバランス変換、アナログ分配器、AES分配器などがラインナップされています。

 

 

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マルチカラーのLEDを使った表示灯もあります。
クリアーのパネルに自由に文字を入れることができて、文字だけではなくロゴを入れることもできます。

 

 

 


6.DHD.audioブース

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カスタマイズミキサーで国内での認知度を上げつつあるDHD.audioのブースです。
ミキサーの新製品が登場しました。

 

 

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RXの後継機となる新製品のRX2が展示されています。
各ボタンがプラスチック製からラバー製に変わりタッチがとてもいい感じになっています。

また、様々に機能をプログラム出来る10インチマルチタッチディスプレイは、これまでよりも高輝度の物に変更され視認性が上がっています。

セントラルモジュールにも7インチのマルチタッチディスプレイが搭載され、視認性、操作性を高めています。また部屋の明るさに応じてディスプレイの明るさを自動調整可するセンサーが内蔵されています。
中央下にあるControlボタンとエンコーダーを操作することで、パネル上部のエンコーダーを操作することができ、手元の操作だけでそれぞれのパラメーターをコントロールする事が可能です。

 

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展示されているRX2は、24フェーダータイプのミキサーでした。

これまでよりもフェーダー間隔が少し狭くなっているのでコンパクトに収まっています。海外だとこのように中央にコントロール系をまとめたスタイルが多く見られます。
それにしても、これまでRXにはディスプレイが1面しかなかったので、すべてのフェーダーにディスプレイがあると安心感がありますね。

 

 

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モーターフェーダーが新しくなったので、ここまで薄くなりました。

今までDHDと言えばテーブルに埋め込むのが当たり前でしたが、これからはデスクトップタイプが標準となるので、テーブルの作り込みをシンプルにできそうです。

 

 

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SX2も新しくなりました、RX2と同じくデスクトップタイプになっています。RX2と違うのはセントラルパネルにもフェーダーが4本あるところですね。バンドルセットは10フェーダーが基本構成になります。
そして何よりも驚いたのは、SX2もモーターフェーダーが標準装備となったことです。これはヨーロッパも含め、放送業界の全体的な流れだと思うのですが、ワンマンスタイルが主流になってきて、フェーダー操作の負担を軽減していこうと言うことだと思います。

 

 

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今回新しく出てきたのが「web Apps」です。
ブラウザベースで動作するミキサーで、PCだけでなく、iPadなどでも動作するようです。タッチディスプレイを使用することで、52/TXのように操作ができます。
もちろんこの操作画面もカスタマイズで作り込めます。
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DHD.aduioのフラッグシップとなる52/MXですが、これも新しいタイプになっています。
全てに10インチマルチタッチディスプレイを搭載して視認性、操作性を高めたモデルです。
テレビ、ラジオの大型のスタジオに使えそうです。


7.SOUND4ブース

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テクノハウスが今年から取扱いを開始したSound4からは、注目のボイスプロセッサー「BigVoice」です。
2chマイクアンプを搭載したボイスプロセッサーで、細かな音作りができるようになっています。タッチディスプレイようにカスタマイズしたweb GUIを使うことで、DJが手元で自由にプリセットの切替やカスタマイズできます。ワンマン運用の時マイクはBigVoiceを通してしまえば、ミキサーで細かな調整をする手間が省けます。
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こちらはFMプロセッサーです。
これまでソフトウェアでの実績はありましたが、そのソフトウェアをベースに専用のハードウェアを作ることで、コストを抑えていながらパフォーマンスは最大に引き出しています。設定はweb GUIから行いますが、直感的に操作できるようにデザインされています。

 


8.bw broadcast

個性的なe-bikeと共に展示されているbw broadcastのブースです。
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国内でお問い合わせが多いのが下から2つ目の「DSXmini ENCORE」です。
DSPXmini ENCOREは4バンドオーディオプロセッサーの中でも珍しくAMラジオにも対応したオーディオプロセッサーです。ファームウェアの変更でFM用のオーディオプロセサーにもなります。
上から2つ目「DSPxtra ENCORE」は6バンドFMオーディオプロセサーです。
国内ではObanがスタンダードとなっていますが、BWのオーディオプロセッサーも音質で負けることはありません。


9.DEVA BROADCAST

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今回DEVAが新製品としてIBC2018で紹介していたのはDABラジオの製品ですが、残念ながら日本では使用できないので、これまでどおりの安定のラインナップとなっています。
国内でもかなり出ているFMリファレンスモニターや、4バンドFMオーディオプロセッサーなどが中央にあり、最近じわじわと人気が出てきたRadio ExprolerⅡがラックの真ん中に座っています。
Radio ExprolerⅡは車に載せて受信状況をGPSの位置情報に合わせて保存できる、便利なロガーです。グーグルマップに落とし込むことで電波状況が見える形で保存できます。

 


10.Pixel Powerブース

 

IBC2018のPixel Powerのブースでは新製品のStreamMaster PRODUCEを始め、オンエアグラフィックス、プレイアウト製品が展示されています。

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新製品のStreamMaster PRODUCEは、予め用意されたプラグインを使用する事により簡単にオンエアグラフィックスを作成する事が可能です。

 

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プラグインはスクリプトで記述されているのでスクリプトを変更する事でグラフィックを変更したり、新たにユーザーのプリセットとして登録する事が可能ですので再利用が簡単に出来ます。
またソフトウェアのアップデートで新たなプラグインが追加されます。

これにより、専門のデザイナー以外のオペレーターでもページビルドすることが可能になり、マルチチャンネル、マルチオペレーターでのワークフローが可能になります。

 

 

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作成されたグラフィックスはプレビューを確認しながらドラッグ&ドロップで簡単にタイムラインに登録出来ます。グラフィックのテンプレートをGalliumに登録すれば直ぐにオンエアする事が可能です。

 

 

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これまでの物理ボタンコンパネから進化し、新たに発表されたタッチパネルコンパネです。Galliumのマスターコントロールスイッチャーを制御します。

 

 

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StreamMasterシリーズのCannnel in a box「DELIVER」の制御を担っているGallium「PLAYOUT」この組み合わせでは1つのタイムラインから異なるリージョン向けの送出をする事が可能です。Galliumのマルチビューワー表示にはNDIが使用され、低遅延でのIPマルチモニタリングを可能にしています。

 

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FACTORYはPixel Powerのグラフィックスを備えたオートグラフィックスレンダリングです。汎用のビデオサーバーで再生可能なグラフィックスクリップをスケジュールに沿って自動生成します。

 

 

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OTT向けのコンテンツをGalliumと連携して作成するソフトウェアも展示されています。

 

 

 

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PROMOTEはロゴやチャンネルブランディング等をライブでアップデートして別バージョン等を簡単に作成可能です。「BRAND」に組み合わせるとオートページビルドを「PROMOTE」から「BRAND」に指示され「BRAND」はライブアップデートと合成を行います。

 

 

 

関連記事

Pixel Powerは”オンエアグラフィックス”のパイオニア企業

 

 

 


11.Omnitekブース

 

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Ultra XRやUltra TQなどの製品を扱うOmnitekブースです。

Ultra XRやUltra TQはAudio FMCボードが新しくなる関係でDolby-E、Dolby-D、Dolby-D Plusに対応し、フルDolbyモニタリングが可能となりました

また、IP対応についてもST 2110やNMOS IS-03, 04に対応しています。
HDRのモニタリング機能と併せて4K波形モニターとして必要にして十分な機能を有しています。

 

 

 


12.CHRISTIEブース

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今回はブースではなく会議室G105で展示を行っていたCHRISTIEです。

 

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Spyder X80 マルチスクリーンウインドウプロセッサー
Spyderの新型機。
80メガピクセルの処理能力を持ち、入出力各チャンネルとも4Kに対応しています。

 

 

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Pandoras Box V6 および Widget Designer V6
4Kコンテンツプレイバックに対応するメディアサーバー

 

 

 

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Terra
SDVoEソリューション
10Gイーサネットワークで、4K@60Hzのビデオ、オーディオ、制御の伝送が可能

 

 

 


13.WorldCastSystems(APT)ブース

 

 

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テクノハウスではIPコーデックなどでお問い合わせの多いWorldCastSystems(APT)のブースです。

 

 

 

APT1

 

Solar FMは山間部などの電波が届きにくい場所、電源が引きにくい場所を想定して作られた小型のトランスミッターです。本体にソーラーパネルとバッテリーを搭載することで、電源が落ちでもバッテリー駆動ができ、ソーラーパネルから充電もできるので、災害時への対応も可能です。バッテリー容量が増えて、駆動時間も長くなったようです。

 

 

APT2

 

WorldCast MANAGERは新しいソリューションで、ネットワーク経由の監視装置です。コーデックだけでなく様々なネットワークに接続された機材を、オンラインで監視しグラフィカルに表示することができます。この画面では地図上に不具合の発生した場所を不具合のレベルによって色分けして表示し、問題の箇所をクリックすることで拡大表示、さらに不具合の発生状況を時間軸で表示することもできるようになっています。

 

 

APT3

 

 

OSLO 1UはIoIPに対応したDante®IOカードを実装していました。コーデック1台で複数のスタジオ、マスターを接続しIP伝送する事ができるようになりました。
APT IP CODECはIP CODECとしては定番の製品となっています。日本向けでひかり電話対応コーデックとして販売を予定しているのも、このコーデックです。

 

 

APT4

 

Mobile SureStreamerもさらに進化しています。
手元にあるコントロール用のパッドでレシーバーになるコーデックを操作して、複数のMobile SureStreamerを切り替えができるように鳴っています。

 

 

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WorldCast Systemsの最大の魅力の一つが「Sure Streamネットワーク」です。2つのIP回線を使用して切れないネットワークを構築します。音声伝送だけでなく、映像の伝送、データー伝送のネットワークにも使える技術です。

 

 

関連ページ

 

 

 


※その他

IBC2018のブースを回ってる間に目に付いた物をご紹介します。

 

1.ドローンディスプレイ

 

NTTさんが球体のディスプレイ(より正確には、弦となるインラインのディスプレイを高速回転させる事で球体のディスプレイとして見せている)を展示していたのですが、それ自体は目新しい訳では無いですが、なんとこれドローンになっていて飛ぶんです。
夜に宙に浮いてたら綺麗そうです。

 

 

2.eSports

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GVさんとEVSさんのブースの一角ですが、eSportsのコーナーがありました。

 

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かつてはゲームは遊びなんて考えられていましたが、eSportsのプロプレイヤーや世界大会が開かれるところまで世の中の認識が変わってきました。

日本での認知度はまだまだですが今後期待される分野です。

 

 

 


 

 

さいごに

オランダ・アムステルダムは日本と時差が-7時間あります。

この記事を書いている時間ベース(初回更新時)で見てみると

日本:9/14(金)16:30

オランダ・アムステルダム:9/14(金)9:30

という時差です。

せっかくなのでgoogle mapでどれぐらいの時間がかかるのかも調べてみました。

テクノハウスのある東京都中央区湊2丁目からのIBCが行われているオランダのアムステルダムのRAIアムステルダムまで11時間40分。

飛行機の待ち時間も入れると半日と少しかかるようです。

 

 

 

この後も、随時現地より情報が送られてくる予定になっていますので、情報を更新していく予定です。
IBC公式インスタグラムからも注目度の高さがうかがえます。

 

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They’re lining up out the door! If you haven’t registered head over to show.ibc.org. Welcome to #IBC2018!

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ちなみにIBCの会場にあるinformationでトラムの無料パスをもらうことができます。

 

 

 

おまけ

せっかくなので最後にオランダ・アムステルダムで気になった風景をご紹介。

 

1.花市場

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オランダといえばチューリップ!
水上花市場の近辺には沢山売られているとのこと。

 

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花市場を逆から反対から見たところです。

 

 

 

 

2.ゴッホミュージアム

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中に入る時間はなかったとのことですが、オランダを代表する画家ゴッホの美術館もあります。

ゴッホ美術館公式サイト

 

 

 

3.レンブラント広場オランダ2-2

 

画家レンブラントの代表作”夜警”を群像で再現したレンブラント広場

 

 

 

 

4.ハイネケン醸造所

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オランダのビール”ハイネケン”の体験型ミュージアム

 

 

5.夜景

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聖ニコラス教会の夜景

 

 

6.王宮

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オランダの王宮です。
元々はアムステルダムの市庁舎として、有名な建築家、ヤコブ・ファン・カンペン
により1648年に建てられたとのこと。

 

 

 

 

 

7.アムステルダム国立美術館前のモニュメント

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インスタ映えしそうなこのモニュメントは格好の撮影ポイント。
洒落が効いてます。

 

 

 

8.水路

アムステルダムは水路の発達した街でもあります。

 

 

オランダの人々は常にオランダの陸地からポンプで水をくみあげ、その水を注ぎ込むために運河を建造し、その運河を移動、かんがい、排水に利用してきました。アムステルダムの有名な運河は、(オランダの人々が水におぼれることなく頑張り続けられるようにするための)優れた都市計画から生まれたものであり、交通用の追加の道路として容易に機能を果たします。ライデンやデルフトも運河交通を念頭に置いて設計されました。最近では、水路を航行する運河バスだけでなく、レストランボート、ハウスボート、その他ありとあらゆる種類のボートが半円形であることが多い運河をよく通っています。気の利いた工夫として、都市を囲む外側の運河は、都市を外部の侵入者から防衛する一種の堀としての役割を果たしてきました。

 

引用:Holland.com

 

 

来年のIBCに参加される方、観光で行かれる方、参考にしてみるのもいいかもしれません。