九州放送機器展2022 展示製品レポ -テクノハウスブース-

公開日:2022/07/26最終更新日:2022/08/05

九州放送機器展2022

2019年以来、3年ぶりの出展となった九州放送機器展です。
今回はテクノハウスブースの主要展示製品、2022年のブースの様子をレポートしたいと思います。

映像展示製品

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映像エリアでは主に伝送機器を展示しました。

evertz SCORPION-6

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evertzのIPゲートウェイであるSCORPION-6を展示しました。
IPゲートウェイとして、ST2110、ST2022-6、ST2022-7、NMOS IS-04、IS-05にも対応しています。
また、ファイバー伝送機器としても使用可能で実際に導入が始まっています。
ファイバー伝送機器として伝送する場合、SDI、TS、AES、アナログオーディオ、1Gイーサネットを1つの筐体で伝送することができます。

今回は展示しませんでしたが上記信号はSCORPION-6で伝送、さらにIF信号を別のファイバー基板で構成し波長多重することで、IF信号を含めた複数種類の信号を1芯のダークファイバーにて伝送することができます。

evertz XPS-EDGE

XPS-EDGE-kyusyu

もう一つの製品として、XPS-EDGEを展示しました。
このXPS-EDGEはSRT/Zixi/RISTといった、昨今話題となっている伝送プロトコルに対応しており、インターネット環境での伝送を可能とする製品です。
XPS-EDGEはファンレス設計となっており、多彩な現場で使用することができます。
また、1台で同時にエンコード・デコードをすることができるため、複数のエンコーダーやデコーダーを用意する必要がなくなります。

また、複数のプロトコルに対応しているため、例えば海外からのクラウド経由の伝送も回線状況に合ったプロトコルを選択することで柔軟に対応することができます。

AVIWEST PRO460-5G

AVIWEST-PRO460-5G-kyusyu

モバイル中継システムを多数展開するAVIWESTからは新製品として5G回線を使用しマルチHD映像を伝送できるモバイル送信機PRO460-5Gを日本初展示。
ハードウェアエンコーダを搭載し、ニュース用のシングルHD-SDIから、スポーツ用のマルチHD-SDI(最大4つ)、12G-SDIまで、さまざまなエンコーディングと伝送を可能にします。

AVIWEST StreamHub / MOJOPRO

streamhub-mojopro-kyusyu

他にもAVIWESTのレシーバーStreamHubは上記送信機以外にも様々な機能をオプションで加えることができます。
最近一番注目されているのは、さまざまなIPプロトコル入力できる機能です。
今話題のSRT、RTMP、RTSP、HLS、NDIで入力しSDIで出力できます。

またIP出力ライセンスにより、SRTやRTMP、HLSによる出力も可能です。

他には、MOJOPROという中継アプリもあり、無料でダウンロードすることができます。
中継するためにはStreamHubにMOJOPRO入力ライセンスが必要で、このライセンス数ぶん同時に中継をすることが可能です。
このライセンスのメリットは、複数台のスマートフォンにMOJOPROアプリをダウンロードしておけば、現場に近い人がすぐに中継できる機動性です。また、携帯回線とWi-Fiをボンディングすることができますので、近くでWi-Fiやテザリングで接続することができれば、携帯回線+Wi-Fi(テザリング)の2回線でのより安定した中継が可能です。

 

オーディオ展示製品

DHD.audio DX2

dhd-dx2-kyusyu

オーディオエリアでは、DHD.audioから最新のミキサーであるDX2を国内初展示しました。
4フェーダーのデスクトップタイプのミキサーなので、アナブースやワンマンブース、ビデオ編集ブースなど、ひとりで作業をするミキサーのイメージが強かったのですが、今回は拡張用の6フェーダーモジュールも繋いで展示をしてみたところ、スポーツ中継、中継車などのスペースが限られた場所でも使いやすいミキサーとの声が聞こえてきました。
中でも一番多かったのは、コミュニティエフエムのスタジオに向いているんじゃないかと言う声。フェーダーモジュールを2本拡張すると16フェーダーのミキサーが出来上がり、手元のONスイッチだけでフェーダーの上げ下げができるので、ワンマンスタイルのスタジオに丁度いい、パーソナリティーにやさしいミキサーになりそうです。
いくつか面白い相談も頂きましたので、今後のデモが楽しみです。

 

APT IP CODEC (WorldCast Systems) ひかり電話回線対応音声コーデック

ひかり電話コーデック-kyusyu

もうひとつの主要製品、ひかり電話回線対応音声コーデック APT IP CODEC(WorldCast System)です。2024年1月にサービス終了が決まったINS回線からの切替の候補として、ひかり電話回線対応の現状を今回一番説明をしたかもしれないと思います。
INSからの入替えがひかり電話だけとは限らないので、IP回線への切替についても様々な方法を御案内しました。九州エリアではAPT IP CODECとQTNetの回線とセットで導入するケースが多くあり、今回も共同出展の形を取り2社のコラボレーションをアピールできました。

 

Band Scanner Ⅱ (DEVA) ポータブルFMアナライザー

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あまり目立った製品ではありませんが、Deva BroadcastのポータブルFMアナライザー
Band Scanner Ⅱも展示しました。
会場ではGPSからの信号が受信しにくくFM用のロッドアンテナしか繋いでいませんでしたが、リアルタイムで電波の受信状態、位置情報を専用のアプリを使ってデータ化することができます。電測とまではいきませんが、取得したデータをまとめてPDFに保存したり、地図データに落とし込むことで見える化することができる便利なアナライザーです。

さいごに

kyusyu-2022

コロナの世間の様子も懸念されましたが、無事に開催でき胸を撫で下ろしております。3年ぶりの出展となった九州放送機器展ですが九州地方の皆様に多数お越しいただきスタッフ一同感謝しております。

ご来場いただいた皆様、まことにありがとうございました。