Pixel Powerは”オンエアグラフィックス”のパイオニア企業

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IBCは欧州に拠点を置く企業にとっては一大イベント

 

2018年9月13日よりオランダ・アムステルダムで「IBC2018」が始まりました。
春にアメリカのラスベガスで行われるNABSHOWに比べると、IBCは北米メーカーの出展が少ない為、比較的日本の技術者には馴染みが浅い展示会です。
ですが、欧州に拠点を置くメーカーでは、この展示会に焦点を合わせて新製品を発表するくらい力を入れているメーカーもあります。

英国でオンエアグラフィックスの分野に30年携わってきたPixel Powerもそんなメーカーの1つです。

 

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Pixel Powerは「オンエアグラフィックス」のパイオニア

日本の放送業界では「グラフィックス」というより「文字発生器」と言う方が通りが良い機材を長年提供してきたPixel Powerですが、初期段階から、キャラクター(文字情報)の合成のみならず、静止画、動画ファイル、文字情報源としてのExcelファイルの導入、音声ファイルの扱いなど、単なる「文字発生器」の範疇を超えた製品を提供してきました。

2000年頃からは「オンエアグラフィックス」と称する、マスターでのリアルタイム合成の製品に注力してきました。放送時にリアルタイムで合成する機能は、日本ではL字放送などの報道用途や時計表示、天気予報やスポーツグラフィックスなどに限られますが、欧州では番組内に次の番組を宣伝する(映画のエンドロール時などに次の番組のダイジェストなどを流す)「番宣テロップ=チャンネルブランディング」が盛んです。

リピート放送が多く行われ、その度に次の番組が違うため、コンテンツ内に番宣を入れることができない欧州のチャンネルでは、マスターでリアルタイムに入れる番宣テロップの出来がチャンネル視聴継続率に直接影響すると考えられています。これはペイチャンネルが収益を上げる重要なファクターとされています。
いわゆる「Now-Next-Later」です。

 

 

Pixel Power Showreel 2018 from Pixel Power on Vimeo.

※Now-Next-Laterを使用した動画の例

 

Pixel Powerはこの分野を索引する代表的な企業となり、魅力的なチャンネルブランディングを作り出すため、3Dオブジェクトの使用や入力信号のリアルタイムマッピング、さらにEPGデータの積極的な運用など運用面でのマネージメントツールも開発してきました。
この間、プロダクトはハードウェアベースで、すべて自社開発製品でした。
その後、マスターの運用ノウハウを取得したPixel Powerは、このハードウェアをベースにマスターコントロールスイッチャー機能を搭載した製品や、ビデオサーバー機能、オートメーションを統合し、マスター業務のすべてを賄えるChannel in a box製品を発表してきました。

ハードウェアからソフトウェアへ

2018年、Pixel Powerは、これまでのハードウェアベースから、それをドライブするソフトウェア技術を抽出し完全にソフトウェアとして運用される製品「StreamMaster」「Gallium」をIBC2018に出展しています。

 

StreamMaster

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これまで「StreamMaster」は「DELIVER」「BRAND」の2つのラインナップがありました。「DELIVER」は

  • プレイアウトサーバー
  • IPストリーミングプロセス
  • グラフィックス
  • キーレイヤー
  • オーディオプロセス

これらを賄うChannel in a box製品です。

また「BRAND」は既存のオンエア系に導入可能なグラフィックスプレイアウトDSKエンジンです。

 

今年はこのラインナップに「StreamMaster PRODUCE」が加わります。「PRODUCE」は「DELIVER」の機能をマルチチャンネル運用、マルチオペレーターによる分散タスク、仮想化ワークフローに進化させた製品です。

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Gallium

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「Gallium」には「PLAYOUT」「PROMOTE」「FACTORY」があり、いずれも「StreamMaster」のGUIを携わるワークフローです。

最も高機能な「PLAYOUT」は、

  • スケジュール展開
  • メディアアセットマネージメント
  • グラフィックスオートビルド
  • オートメーション
  • ルーターコントロール
  • NDIマルチビューワー

を賄います。

「PROMOTE」「FACTORY」はそれぞれグラフィックスオートビルドの製品ですが、「PROMOTE」は「StreamMastre」などPixel Powerのグラフィックスページをビルドし、「FACTORY」はビデオサーバー用汎用ビデオクリップをレンダリングします。

 

なぜPixel Powerはソフトウェアベースの製品を開発したのか

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これらの製品がソフトウェアベースで提供されることのメリットとして、導入体系が自在であることが挙げられます。ハードウェア条件がそろえばオンプレのCOTSサーバーへインストールすることも、データセンターのブレードへ導入することも、さらにはAWSなどのクラウド上で運用することも可能です。

これらのいずれの体系でもライセンスは変わらず、また、その間を移動することも柔軟に対応します。昨今、天候不順や地震など災害によるダウンが現実的に課題となっている中、別拠点による冗長化としてこの柔軟性は大いに提案されています。

 

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運用ライセンス費にも柔軟性がある

さらにユニークなのは、運用ライセンス費を選択できることです。

具体的には使用する期間で契約することや機能の変更に柔軟に対応し、クール単位や日割り計算での従量制使用も可能です。もちろん従来通りライセンス買取での運用も可能なので、CAPEX(初期投資での運用)OPEX(ランニングコストでの運用)いずれも選択することができます。

 

引用:youtube

 

IBC2018のPixel PowerブースはHall 7 Stand 7.A05です。
IBCを訪問される際には是非Pixel Powerブースにお立ち寄りください。

 

 

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