InterBEE2025テクノハウス展示予定製品情報 -ホール3 コマ番号3410-
テクノハウスは2025/11/19(水)〜11/21(金)に幕張メッセで開催されますInterBEE2025に出展いたします。
ヒビノ株式会社の映像ブースにてヒビノグラフィックス株式会社(旧商号:株式会社エヌジーシー)との共同出展となります。
ホール3 コマ番号3410
テクノハウス出展予定製品のソリューションについて1.放送市場、2.イベント/常設市場、3.共同出展ブランド・グループ会社展示製品にわけてご紹介いたします。
1.放送市場向け展示予定ソリューション
evertz からは幅広い製品ラインナップの中より、WOWOW様にも導入されたIPスイッチファブリック、ゲートウェイ、マルチビューワー、グランドマスタークロック、ブロードキャストコントローラー等々を含めたIPソリューションに加え、12G-SDIに対応した業界最大級のI/Oを備えたルーター、北米でシェアを拡大しているリプレイサーバーの大きく三つのカテゴリについてデモ展示いたします。
IPソリューション
今年の出展ではIPソリューションとしてNAT機能を搭載したevertz社設計のIPスイッチファブリック”NATX”、国内で初のお披露目となるライセンス形式でゲートウェイやマルチビューワーを構成する汎用型の高密度プロセッサー”PREFEX”、同じくライセンスおよびモジュールに応じて信号のI/Oと機能を構成するメディアプロセッサー”SCORPIONシリーズ”、放送設備に必要な同期信号を1台で賄うことが出来るグランドマスタークロック”5700MSC-IP”、システム全体を統括制御するブロードキャストコントローラー”MAGNUM”、システムをアラーム監視するネットワークマネジメントシステム”MAGNUM-NMS”、システムの運用効率を最大化させるデータ分析ツール”MAGNUM-Analytics”を展示いたします。
現在、放送インフラのIP化を検討されているお客様へ要件に合わせた最適なソリューションを会場にてご案内させていただきます。
リプレイプラットフォーム – DreamCatcher –
北米のMLBやNBA等のスポーツ中継におけるライブプロダクションの現場を中心にシェアを拡げているリプレイプラットフォームです。
単純なレコーディング、クリップ作成、リプレイ機能、コンテンツ管理といった機能だけではなく、AIアシストによって自動でクリップやハイライトを生成することも可能となり、現場の作業効率を向上させることができます。
製品ラインナップには小規模な制作現場向けのエントリーモデルから大規模のシステム向けに拡張性を備えたモデルまでを揃えており、現場のさまざまな要件、信号数、規模感に合わせてカスタマイズして構築することが出来ます。
12G-SDI対応ルーティングスイッチャー – NEXX –
12G-SDIに対応し、1台で最大384×384のI/Oを備え、必要に応じてモノチャンネル単位のオーディオのシャッフリング機能、フレームシンク機能、マルチビューワー機能、アップ・ダウン・クロスコンバーター機能を搭載することが出来るハイパフォーマンスな大型ルーターです。
大容量の信号処理を実現しつつも、I/Oモジュールは前面と背面に搭載する形式をとっているため筐体のサイズは5RUに収めることができています。
またI/Oモジュールのラインナップにはゲートウェイの役割を持つモジュールもあり、ST2110およびST2022のインターフェースを備えることも可能です。
これによりIPとベースバンドのハイブリッド型のルーティングスイッチャーとして提案することも出来ます。
Hitomi Broadcast -Hitomi MatchBox-
2025年11月から取扱を開始したHitomi Broadcastを初展示いたします。
Hitomi MatchBoxは、複雑化する現代の放送ワークフローにおいて、映像と音声の同期(リップシンク)および遅延(レイテンシー)を「科学的」に計測・管理するための、業界をリードする高精度測定ソリューションです。
リモートプロダクション、IP(SMPTE ST 2110)、クラウド(仮想化)への移行に伴い、信号経路はますます複雑化し、可変的な遅延管理が深刻な課題となっています。従来の「手拍子」や「目視」といった主観的な調整では、これらの複雑な問題を正確に診断し、迅速に解決することは困難です。
MatchBoxは、この課題に対し、テスト信号源(Generator / Glassアプリ)と高精度測定器(Analyser)を組み合わせたエコシステムを提供します。
Analyserは、AVタイミングのズレを+/- 2秒の範囲で 0.1msの分解能で測定し、サラウンドオーディオの位相ズレ(コヒーレンス)を 0.01オーディオサンプルの高精度で検出します。これにより、エンジニアは「感覚」や「推測」 に頼ることなく、客観的なデータに基づいた正確な調整(「科学的検証」)を実行できます。
2.イベント・常設市場向け展示
Barnfind Technologies(ノルウェー)
ノルウェーの光ファイバー伝送専業メーカーBarnfindからは、BarnColorブランドの光伝送機を出展予定です。
BarnColorは、放送、イベント映像、常設映像で使用される全ての信号を、2芯シングルモードファイバーケーブル1本で双方向伝送する製品ラインナップで、これまで高度なインフラ技術として一部の通信キャリアで使用されていたCWDM光波長多重を、よりカジュアルに現場運用可能なようにデザインされています。
主に放送・中継制作やイベント映像の現場にて、中長距離の伝送に余計な信号変換や遅延無く伝送する事が必要なエンジニアにより支持されているブランドです。
BarnColor 光ファイバー製品
1G PoEイーサネット4系統伝送のBarnColor-Eth-PoE、12G-SDI 4本双方向伝送のBarnColor-12G-SDI、SFPモジュールを選択する事によりさまざまな種類の信号伝送を可能にするBarnColor-12GSFP-Flex、新製品ではフルスペックHDMI2.0を圧縮や変質する事なく伝送するBarnColor-Native-4Kを出品します。
すべての光伝送は最大18の波長を多重可能なCWDM技術を使用しており、使用する波長はフロントパネルの色で4つずつ区分されます。フロントパネルの色が重複しない限り1本の光ファイバーケーブルであらゆる種類の信号が干渉することなく伝送できます。
BarnColor 3G-SDI / 3G-SDI 4チャンネルトランシーバー
BarnPaletteシリーズ
BarnColorのワークフローを補助する新たなブランドBarnPaletteシリーズが発売されました。今回はSDI信号をST-2110IPで伝送できるBarnPalette Flowと、アナログオーディオまたはAESデジタルオーディオをファイバーまたは同軸ケーブルで伝送するBarnPalette-MADIを展示します。
・BarnPalette Flow-3G・12G / SDI ST 2110ゲートウェイ
BarnPalette-Flow-3G/12Gは、4x3G-SDIまたは1x12G-SDIをST-2110 IP信号経由で伝送できるコンバーターです。IPインターフェースは25Gをサポートします。1台で最大4信号のエンキャップシュレート(ENC)またはデキャップシュレート(DEC)を処理でき、ENC/DECモードはフロントパネルまたはWebGUIから簡単に切り替え可能です。
ビデオ、オーディオ、アンシラリーデータはST-2110、ST-2059、およびNMOS IS-04/05規格に準拠しています。
・BarnPalette Flow-XS / 4K JPEG-XS ・ ST-2110エンコーダー・デコーダー
BarnPalette Flow-XSは、視覚的ロスレス品質のJPEG-XSコーデックを採用した、Barnfindの最新ソリューションです。
4K(12G-SDIまたは4x 3G-SDI)ビデオ信号を、IPネットワーク上で超低遅延で伝送するために設計されています。SDI信号をST-2110-22 JPEG-XSストリームへ変換し、放送品質のIPプロダクション環境を実現します。
・BarnPalette-MADI アナログ / AES – MADIコンバータ・トランスポート
BarnPalette-MADIは、アナログオーディオまたはAESデジタルオーディオを、ファイバーまたは同軸ケーブルで伝送するための、高品質で堅牢なソリューションです。各ユニットは8チャンネルのオーディオ入力と8チャンネルのオーディオ出力を備え、オーディオ信号は柔軟にミックス・ルーティングされ、64チャンネルのMADI信号に変換されます。MADI信号は同軸ケーブル(BNCポート)とSFP(ファイバー)ポートの両方で送受信可能です。
使いやすくセットアップも簡単なため、ファイバートランスポートの複雑さを解消しました。技術的な知識や経験は必要ありません。
tvONE(イギリス)
常設映像システムの映像プロセッサー製品を多数展開するイギリスのブランドtvONEからは、CALICO Proを出展予定です。
tvONEは会社の会議室や商業施設などの常設映像システムやコンサートなどの大型映像システムが使用される映像制御システムを製品のラインナップに多く取り揃えており、主にマルチモニタリングディスプレイやLEDディスプレイ、ビデオウォールを構築デザインする空間デザイナーやシステムインテグレーターの方々より支持されているブランドです。
CALICO Pro ビデオウォールプロセッサー
CALICO ProはtvONEが提供を開始する新たなアーキテクチャのビデオウォールプロセッサーで、ミドルレンジの規模での使用とコストパフォーマンスを想定した製品です。
tvONE最新の第5世代4K/8K、10bit処理エンジンを基にした、マルチウィンドウ、マルチスクリーン、マルチレイヤーに対応したビデオプロセッサーの第一弾です。新設計2RUハードウェアで構築されています。
CALICO Proは、End to Endで4:4:4処理が可能であり、4:2:0、4:2:2、4:4:4のカラースペース間での高品質な変換を実現しています。最大6600万ピクセルをサポートし、30bitのTrue Color LEDに対して完全に対応できます。
静止画ストア、入出力クロッピング、キーイング、Windowラベルなど多くの機能を持った専用デザインソフトウェアCALICO Studioにて制御でき、広大な帯域幅機能により、8Kに及ぶプロジェクトにも運用可能。Source Link機能を使用して複数のソースをロックすることで簡単にデザインすることができます。
カスタムコントロールには、リアルタイムAPIやサードパーティコントロール用のプラグインを利用可能です。
LEDディスプレイに関しても高度なセットアップツール、クロッピング、カスタム解像度、
出力パッケージにより、柔軟なLEDセットアップが可能になります。出力は監視しており、完全な安定性を得ます。
Teatrixx(カナダ)
xPressCue / 4Kメディアプレーヤー
Theatrixx(シアトリクス)のxPressCue(XVVR-XPRESSCUE)は、高品質かつ高信頼性が必要とされるプロの現場のために設計されたハードウェアタイプの4Kメディアプレイヤーです。
ほぼすべての一般的なビデオ、画像、オーディオ形式のファイルに対応し、4K60pまでのファイル再生を、ロック式コネクターを備えたビデオ端子から出力します。
ファイルはネットワーク、もしくはUSB3.0から内蔵の1TBプロフェッショナルSSDに高速コピーし、A/Bスイッチング、ダイレクト、もしくはプレイリストに沿って再生されます。
オペレーションはフロントパネル、USB直接続されたStreamDeck、DMX、そしてWebサーバーベースのGUIにより直感的に行えます。
3.共同出展ブランド・グループ会社展示製品
ヒビノ株式会社 マーケティング Div. STUDER
Infinity ST550 Core
新開発のベースバンド及びIP ST2110対応の新型のDSPエンジン。
2基のQSFPポートを搭載した550のMEQ信号処理CH数を持ったコンパクトな
2Uサーバーフレームを採用
最大7系統のA-Link接続が可能。
Vista X
基幹OSにLinuxを採用し、STUDERのプラットフォームを完全に引き継いだ
コントロールサーフェース。
VISTA IN VUE PRO
コンパクトな筐体ながら小規模なMAGNUM OSを搭載し、ネットワークを介した
VISTAミキシングコンソールのすべての機能のリモート制御を実現。
BRAVO WAVEBOARDとタッチディスプレイによるVistaコントロールサーフェース
のカスタマイズを実現。
VISTA CLIENT
Vista Clientプロセッシングユニット
MAGNUM OSによって統合されるVista Server(Vertual Vistaソフトウエア)や
メーターブリッジ駆動用のソフトウエアがプリインストールされた
コンパクトクライアントハードウエア。
コンソールレスでのVistaアプリケーション動作を実現。
映像システムではMAGNUM-OSやVUEなど、既に稼働しているシステムと連携して映像と音の
統合的な制作環境を提案していきます。
ヒビノグラフィックス株式会社
ヒビノグラフィックス株式会社ブースでは、映像素材、研究データなど、大量のデータを最も容量単価を安く抑えることができ、安全に保管可能なQuantum社製テープストレージ “Scalarシリーズ”とファイル共有システム“StorNext”を合わせ、1システムであらゆるストレージのバックアップ、アーカイブ可能なソリューションを実機とともに展示します。その他、映像制作環境向けの費用対効果の高いストレージ『QNAP』、高性能多目的仮想化システムによる自由にカスタマイズ可能なバーチャル映像編集システム『HPMVS』や、ポストプロダクション/映像制作会社/レンタル機材会社向けに開発されたスケジュール管理システム『RISINGC』をご紹介します。RIGINGCは編集室や 機材、スタッフのシフト管理に加え、クライアントからの予約・仮予約などに対応したシステムです。また、制作・ポストプロダクション・マーケティング・ディストリビューションの各課程でコンテンツを保護するプロセスの強化を目的としたMPAA(アメリカ映画協会)コンテンツセキュリティの取得コンサルティングについてもご紹介します。
システム 高性能多目的仮想化システム 『HPMVS』
HPMVSは、KVM(Kernel-based Virtual Machine)ハイパーバイザーを使用した多目的仮想化システムです。内蔵ストレージとして、NVMe-SSDを使用した高速で大容量のストレージを備えています。HPMVS上で構築された仮想OSは、高速大容量の内蔵ストレージとPCIリソースをパススルーすることで、物理システムと同等のパフォーマンスを発揮します。 一般的な仮想化によるパフォーマンスの低下は発生致しません。また、PCIパススルーを使用することで、ネイティブ・ドライバーによる細かな制御が可能となります。仮想システムはリモート接続、ローカル接続のどちらにも対応可能です。弊社ブースでは、仮想マシンが同時に3台稼働するハイパフォーマンスシステムを実機にて展示します。
ヒビノグラフィックス株式会社公式サイト
https://hgx.co.jp/
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