GPS対応FMラジオアナライザー導入レポート/株式会社三新様

公開日:2019/01/08最終更新日:2019/01/09

radio_explorer2_technohouse

送信設備及び放送システムを手がけている 株式会社 三新様が、他社に先駆けてGPS対応FMラジオアナライザーであるDEVA Broadcastの「Radio Explorer Ⅱ」を導入しました。
最初の運用はFMアップル(株式会社 エフエムとよひら)様の送信所移転に伴う、エリア一帯の受信レベルの変化測定となりました。

 

 

GPS対応FMラジオアナライザーでできること

radioexplorer2_1

『Radio Explorer Ⅱ』はGPS信号で位置情報を取得しながらFM電波の受信感度を測定します。車で受信エリアを走ることで、位置情報と紐づけされた受信感度をデータ化することが可能です。
取得したデータをGoogleMapや地理院地図などの地図サービスに落とし込むことで、受信状態の見える化ができるようになります。

受信感度の見える化を行うことで、アンテナの微調整や電波の弱い地域への対策を施したりとわかりやすく迅速な対応が可能となります。

移転前の受信感度と移転後を比べると、これまで受信感度の低かったエリアが明らかに受信感度が上昇していることが分かりました。
Google earthなどの地図サービスに取得データを落とし込んだ場合、受信感度は色分けされ表示されるのでデータの見える化が可能です。

 

 

<数値データー表示>

受信感度_radioexplorer2
地理院地図に受信感度のデータを落とし込んだ例

※地図データは国土地理院の電子地図を使用したものです。

 

三新様ではこのように地図上に受信感度を数値として落とし込んだ地図を作成して、色による感度の違いだけでなく数値による感度の違いを認識することもできるようにしています。

 

 

株式会社三新様 使用レポート

radio_explorer2_technohouse
<設置方法>

印象的な黄色いラインが滑り止めを兼ねている本体は、とてもコンパクトで軽いので助手席やセンターコンソールにポンと置いて使っています。

 

<使用方法>

電源を入れておけばデータ収集をしてくれるので、広い北海道、出張の道すがら常に電源ON。
気になる周波数をメモリーして出かけてロガーモードでデータ収集します。
ネット環境があればその場でGoogle earth等の地図サービスにエキスポートし結果表示できるので、移動休憩の合間でも、電波到達状況の見える化が簡単にできてしまいます。

 

<活用方法>

結果が一目瞭然となるので、既設県域放送局とコミュニティ放送局のエリア比較や同じ行政区でも電波が届かない地域などが、とてもわかりやすくデータ化ができました。見える化し資料をもとに中継局置局の提案(など)に繋げていきたいと思っています。

 

<使用感など>

やっと使い慣れてきたところですが、まだ受信レベルの機能しか活用していません。電波受信レベルの他、マルチパス、音声レベル、パイロット信号等静かに作動している「Redio Explorer Ⅱ 」には様々なデータが一度に収集されているので、これらのデータを順次解析し、活用したいと思っています。

 

 

さいごに

国内では初導入となった株式会社三新様は、北海道エリアでのテレビ・ラジオの中継局建設や保守を中心に、コミュニティーFM局への中継局の提案などを行っている企業様です。放送局を固定することの無い様々なデータを同時に解析しエリア全体の局への提案を行う、「Redio Explorer Ⅱ」 の使い方の見本となる導入先となりました。
いつもどおり車での移動でデータを取得することにより、日常的な受信環境を把握することができるので、細かなサポートが期待できそうです。
「Redio Explorer Ⅱ」はワイドFMに対応していますが、三新様からのレポートや要望を元に、メーカーと協力して更に使いやすい日本仕様にしていければと考えています。

 

 

記事協力:株式会社三新様株式会社FMとよひら様

該当製品:DEVA Broadcast Redio Explorer Ⅱ