DHD.audioのCoreで作るルーティングシステム-エフエム群馬様-

公開日:2022/11/28最終更新日:2022/11/28

2022年4月にエフエム群馬様が新局舎に移転をしました。

新局舎への移転に合わせDHD.audioを使用した中継マトリクスを導入致しました。

<Qパネル>スタジオごとの設定や状態が監視できる1Uパネルを用意、「LOCK」キーを配置し押し間違えを無くしています。

DHD.audioの製品をルーターや中継マトリクスとして構築する

DHD.audioと聞くとデジタルミキサーのイメージが強いかと思いますが、最近はデジタルミキサーだけでなくルーターや中継マトリクスとしての導入も増えてきています。中継マトリクスと言うと専用のルーティングシステムをイメージされるかと思いますが、使用している機材はデジタルミキサーと同じで、CoreとIO BOXを組み合わせて、スイッチのついた1Uサイズのコントロールパネルで構成するだけです。デジタルミキサーとの違いは操作面が無いだけということになります。

一般的なルーティングシステムには、音声の入出力がアナログだけであったり、デジタルだけであったりと限られたものが多いと思います。さらに操作パネルも同じスイッチが並んだだけの簡単な物か、特注で作る高額な物がほとんどです。結果として汎用の物はほとんどないので特注品ばかりになってしまいます。

DHD.audioで作るルーティングシステムはデジタルミキサーで使用しているIO BOXを使用するので、アナログやデジタルだけでなく、マイク、Danteなどの IP Audio、SDIなど映像にバルクされている音声の受け渡しも可能です。
クロスポイントの切り替えだけでなく、ミックス回路、割込み回路などミキサーで使用する回路を自由に組み込むことができるので、これまでの中継マトリクス以上のシステムをDHD.audioだけで構成することができます。

 

4つのスタジオと5ヶ所の中継先を組み合わせる中継マトリクス

今回エフエム群馬で導入した中継マトリクスは4つのスタジオと5ヶ所の中継先を組み合わせるシステムになっています。各スタジオはON AIRの状態に連動して中継先にオンエアを返すか、スタジオからのマイナスワンを返すかを自動的に切り替えています。これだけだととてもシンプルなシステムなのでDHD.audioの製品で作り込む必要はないようにも見えますが、実はこの中継マトリクスにはもうひとつ専用のシステムがプラスされています。

<XC2ルーターシステム> XC2CoreとIO BOXを組み合わせたシンプルなシステム

 

< Assist App> 操作パネルと同じレイアウトをPCのブラウザからも操作ができるようになっています。
Qパネルのバックアップとして使用したり、スタジオやデスクなど離れた場所からもクロスポイントの変更ができます。

 

トークバックシステム(インカムシステム)

スタジオ、マスター、中継先の各箇所での連絡系統を構築するためのトークバックシステム(インカムシステム)が組み込まれています 。
各スタジオ、マスターにはすでにマトリクス用の音声用のIO BOXは設置されているので、そこにマイクで話しかけることさえできればトークバックシステムは出来上がります。MXシリーズのモジュールを組み合わせて、マイク、スピーカー、TBスイッチを加えたボックスを各スタジオとマスターに用意しました。
このボックスを使うことで、スタジオ間のトークバックだけでなく、中継先との打ち合わせも出来る様になっています。

<スタジオ用 TB BOX>ワンマンスタジオにはスピーカーレスのタイプを用意、ミキサーヘッドホンに音声がミックスされます。

 

DHD.audioのミキサーで更に便利に

今回は中継マトリクスでDHD.audioを採用していただきましたが、スタジオにもDHD.audioのミキサーを入れることで、さらに便利なシステムを作り上げることができます。
DHD.audioのシステム同士はLANケーブルで繋ぐことでIPオーディオでの音声接続が可能になったり、コントロール機能を共有することができるようになります。例えば中継マトリクスとスタジオ間の音声をIPオーディオで受け渡し、さらにミキサーから直接中継マトリクスの切り替えを行えたりするようになります。
スタジオが複数ある場合は、スタジオ間でスナップショットを共有したり隣のスタジオのミキサーをコントロールしたりと様々なアイディアに対応することができます。

こんな事ができるかな?と興味を持っていただけましたらお気軽にご連絡下さい。

 

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