DHD.audioミキサー導入事例 茨城放送様 サブスタジオ

株式会社 茨城放送様 サブスタジオにドイツDHD.audioの52RX 20フェーダーを導入しました。
2015年3月導入

 

 

 

更新されたスタジオは、生放送対応の収録スタジオでゲストの多い番組収録や、CM、提供などのナレーション収録をメインに行うスタジオとなっています。
ナレーション収録の効率化の為、ワンマン収録を行えるようにサブ側にもマイクを配置し、更にミキサーを分割レイアウトすることで、手元に台本を置いた状態でのオペレーションがしやすいようになっています。分割されたミキサーは、スナップショットを利用することでフェーダーの素材レイアウトや、ミキサーの動作条件を切替えることができ、アナウンサーの方でもミキサー操作に不安を感じなく収録が行えます。

 

 

 

茨城放送の運用スタイルに合わせ、このミキサーには幾つか面白い機能が実装されています。

 

<CMダイレクトミックス>

CMがスタジオ出しなので、これまではCM用のフェーダーを使ってミキシングを行っていましたが、フェーダーの上げ忘れや、他の素材がCM中に出てしまうのを防ぐ為に、CMフェーダーを廃止し、PGMバスにダイレクトにミックスする機能を搭載しました、そしてCM中に他の素材を間違えてミックスしないように、CM中は他の素材のフェーダーが上がっていてもPGMバスへのミックスを行わない禁止条件もありあす。

 

 

<時報ダイレクトミックス>

CMと同じく時報をスタジオから出すので、CMと同じくPGMバスにダイレクトミックスを行い、時報フェーダーを廃止しました。しかし時報の場合はCMとは異なり、CM中やの番組の最中に時報を出す可能性があります。その為PGMバスに常時ミックスする回路が組んであります。時報を使わない収録用にマニュアルでON/OFFが出来るようにスイッチが用意されています。スイッチを間違えて押すことを防ぐために、時報をOFFするには2秒以上スイッチを押し続けないと動作しない仕様になっています。

 

 

<ラインフェーダー>

中継素材、TELなどのマイナスワンが必要な素材を、4本のラインフェーダーで選択し、どのフェーダーに割り当てられてもマイナスワンを出力出来るようにしてあります。送り返しのマイナスワンは、フェーダーに連動して切替を行い、PGMやON AIRとマイナスワンを自動的に切替えます。

 

 

<REC素材のモニター>

収録で使用する素材のフェーダーは、収録機が録音状態にあるときにはフェーダーが上がっていてもPGMバスに音声を出力しないようになっているので、フェーダーの下げ忘れによるハウリングを防止しています。この機能を使うメリットは収録した音声を確認する際に、フェーダー操作をすることなく収録機を再生しメインモニターでモニタリングが可能となります。

 

これらの機能は全てDHD.audioのCORE(DSP)でプログラミングされています、マスターからのタリーや、単体機器からのタリーを取り込むことで、それらを動作のキッカケとしたロジック回路を構成することが可能となります。

 

 

<ミキサー周り>

ミキサーテーブルは、素材の準備がオペレーターが行う事が多いということで、手の届く場所にCDを配置し、それ以外の再生機収録機はサイドのラックなどにまとめています。どの機材も操作がしやすい場所、高さに配置をしています。

メインスピーカーにはFOCAL Twin6beを使用しました、このスピーカーはフロントにバスレフがあるので、背面を壁に近い位置で使用できるので、サブの奥行きを有効的に使用することが出来ています。

DHD.audioのミキサーは、スイッチの使用方法やI/O数、PGMバス、AUXバス、マイナスワンバスの数、ロジック回路を自由に構成することが出来、運用スタイルに合わせたミキサーをつくり上げることができることです。

 

スタジオ

 

アナテーブルをミキサーテーブルと同色で仕上げ、一体感を出しています。テーブル上にはブースネックタイプのマイク、ヘッドホンボックスを配置して座る位置を固定しないレイアウトとなっています。FU BOXは小型なレバータイプになっていて、パーソナリティーの手元でも邪魔にならないようになっています。

 

システム設計:テクノハウス
工事施工:テクト
木工製作:ASX & 北樹