DHDミキサー導入事例 -栃木放送様-

栃木放送の新局舎への移転に伴い、スタジオのリニューアルを行いました。

生放送を主に行うスタジオを2つ、収録を主に行うスタジオを2つの合計4スタジオにDHDのミキサーを導入して頂きました。
新局舎への移転ということもあり、すべてが新しい機材に入れ替わりました。
しかし機材が変わってもこれまでの運用スタイルが大きく変わってしまってはいけないので、これまでのアナウンサーによるワンマンスタイルを再現し、更に使いやすいシステムを構築する必要が有りました。その為にスタジオ内やマスターから取り込める接点情報だけではなく、音声検知も使用して新たな条件を作り出しています。

 

DHDのミキサーではこれらの条件を内部で処理することができ、特殊な機材を外部で作りこむ必要が有りません。その為にシステム構成をシンプルにすることができて、今後システムの変更が必要な場合、ハード的な改修を行うこと無くソフトウェアの書換だけでシステム変更に対応することが出来るメリットが有ります。

 

 

第1スタジオ

ゲストが多い番組や収録に対応出来るように、広いスタジオに大きなテーブルを用意しています。第2スタジオと同様にアナウンサーによるワンマン放送に対応する必要があるために、機材の構成は同じになっています。

 

 

16フェーダーのミキサーを中心に、全てが手の届く位置にレイアウトされています。ミキサー本体はテーブル横のラックに実装、再生機などは可搬サイドラックに実装されていて、使用時にはオペレーターの手元に引き寄せて使用できるようになっています。
DAWにはBE-200を採用、スピーカーにはFocal Solo6beを使用しています。

 

 

 

 

サブとスタジオには大きな窓があり、コミュニュケーションが取りやすいレイアウトとなっています。アナウンサーはテーブル奥が定位置で右手ラックの再生機器を使い、素材の再生を行います。

 

 

 

アナウンサーの手元にはBE-200のリモコンと52DXミキサーがあり、これらを使用して素材の再生を行います。

 

 

 

 

FU BOXはDHDシステムでは定番となっている小型レバータイプ
Take BoxはAPSへ接続されていて、番組の素材を順次送り出すのに使用しています。

 

 

 

第2スタジオ

栃木放送の生放送番組はこちらのスタジオで行われています。
番組のほとんどがアナウンサーによるワンマンスタイルの放送で、スタジオ側にセットした52DXミキサー、FU BOX、Take Boxを使用して自動化された放送を行っています。

サブ側のミキサーにはモーターフェーダーを4本採用していて、これらのフェーダーにマスターからの素材、情報センター、スタジオマイクが割り当てられていて、FU BOXのON状態や情報センターからのFU ONタリーなど、様々な条件を受けてフェーダーを自動的に動かしてレベル調整を行っています。

 

 

第1スタジオと同じシステムで構成されています。
生放送の多い第2スタジオではスタジオ側とアナウンサーのコミュニュケーションが大事で音声によるトークバックシステムだけでなく文字を使ったコミュニュケーションが取れるようにCue bells syncのT-NAVIを導入しています。

 

 

 

 

第1スタジオと比べると小さめのスタジオですが、最大で6人まで収容出来るスタジオです。
基本的には対面で2人での放送が行われています。

 

 

 

編集スタジオ(編集1,2スタジオ)

編集スタジオは主に収録を行うスタジオで、アナウンサーが1人で運用が行えるワンマンスタイルのブースになっています。収録された音声はマスターに有るサーバーにアップロードされ、放送用の素材としてします。
また第2スタジオからの生放送中に、ニュースを出すスタジオとしても使用する、生放送スタジオとしても機能も持っています。

 

 

52SXミキサーを分割レイアウトし、手元に原稿を置いて収録が出来るようにデザインされています。対面に3人まで座れるスペースを確保してあるので、アナウンサーを含めた最大4人までの番組収録にも対応できます。

 

 

機材など

 

入口表示灯には、アクリサイン研究所のアクリル板照射タイプを使用しています。
この製品はテクノハウスで取扱をしています。

放送表示灯製品ページ

 

 

 

 

テクノハウスシステムでは定番となっている、ディスプレイタイプのVUメーターです。1画面にVUメーターとXYを同時に表示できます。
AES入力に対応しているので、DHDミキサーに限らず使用できます。

 

 

 

スタジオシステム用に新たに製作したヘッドホンアンプHP1をミキサーテーブル、アナウンステーブルに使用しています。
アナウンステーブルではLANケーブルを使用してカスケード接続されています。

ヘッドホンアンプHP1製品ページ

 

 

システム

システム設計施工:テクノハウス
システム工事:テクト
木工制作:ASX