DHD.audio トレーニングレポート2018 in ドイツ

弊社担当スタッフがカスタマイズミキサーで実績のあるDHD.audioの製品トレーニングに参加してきました。その様子をリポートです。
カスタマイズミキサーで実績のあるDHD.audioのディーラーとユーザー向けのトレーニングは、毎年11月に開催されています。
InterBee直後なので参加できないこともありますが、今回は新製品が発表されたので久しぶりに参加してきました。
新製品の発表が有ったために、50人以上の参加者が集まって、いつもなら本社のトレーニングルームで開催されるのですが、大きなセミナールームを使ってのトレーニングになっています。

各国から集まったディーラー、放送局のスタッフ

新製品 RX2 24フェーダー

新製品 SX2 10フェーダー

日本仕様で追加されたVUメーター(標準搭載)
DAY1

- Support Engineer マーク(ソフトウェアサポート、HTML5など)
- General Manager ドイブナー(主にハードウェアを紹介)
- Product Manager ホフマン
- Support Engineer ダニエル(コンフィグレーションの説明)
- International Sales Manager クリストフ(司会進行、新製品のターゲットなど)

1日目は、DHD.audioの成り立ちから始まり、現行製品の説明や新しい製品の説明があり、どんなマーケットをターゲットにしているかなど、メーカーがどのようにして製品を作っているかがわかる面白いトレーニングです。

これまでDHDが出してきた製品から新しい製品への進化は、時代ごとの流行りを追いかけていた、今回のモデルチェンジでこれからの流行りが見えて来ました。
クリストフとドイブナーがこれまでのDHD.audioの歴史を説明します。

現行モデルと今後の展開の説明
DAY2



お出迎えのクマ。テディベア??

出荷前のランニングテストはここですべて組み上げた状態で行います
毎回関心させられるのは、保守部品の数の多さです。
自社内に製造工程を持っていることもあり基盤実装から板金を切り出す加工も出来る作業スペースも有り、すぐに対応が出来るようにあらゆる部品が揃っている様子です。

基盤への部品実装はここで行います


ディレク、マーク、クリスチアン

東京スカイツリーの出来た年にトレーニングに行った際のお土産として持参した東京スカイツリーのプラモデルです。

東京スカイツリーのプラモデルをプレゼントしたらすぐに組み立ててくれたDHD.audioのスタッフ(2012年)
DAY3

コンフィグレーションを流し込み、実際の動作を説明してくれます
会場からは「TFT画面はセクシーだ!」の声も上がるぐらいです。
海外ディーラーさんは他のメーカーのミキサーも扱っているので、それと比べての発言なんだなと感じます。3日目はこのTFT画面の作り込み、動作をメインに行いました。デザインが大きくミキサーの操作性を向上させてくれるのは間違いないと思います。

人の目線を気にした画面のデザイン方法の説明です


そしてこのケータリングサービス、トレーニング時間が長いのでこのようなケータリングサービスはありがたいです。
今回のトレーニングに参加して、新製品のRX2、SX2はこれまでのミキサーとは違う何かを持っていて、これからのミキサーのスタイルを想像させるターニングポイントを迎えたように感じました。シンプルなオペレーションを目指し、タッチディスプレイを多用しながらも操作感を損なわないデザインで、エンジニアではなくてもオペレーションがしやすいミキサーが作れ、現場サイズのミキサーのスタイルになっていくと思います。ディーラーの我々はその良さをいかに伝え、現場に有ったミキサーを提案していけるかが重要になってきそうです。
ドイツ番外編
DHD.audioの本社のあるLeipzig(ライプチヒ)ってどんなところ??


ライプチヒ中央駅
街の中心部に位置するターミナル駅です、ヨーロッパらしい駅に「世界の車窓から」をお届けしたくなります。


クリスマスマーケット




聖トーマス教会

Auerbachs Keller Leipzig (アウアーバッハス・ケラー)



ライプチヒメッセ
