nanoFLASH
HD対応ポータブルフィールドレコーダー

概要・特長
概要
ConvergentDesign「nanoFlash」は、CFカードを使用した高品質、高効率、そして低コストのテープレスワークフローを実現するために生み出された、HDポータブルコンパクトフィールドレコーダーです。
「FlashXDR」で培った高画質記録テクノロジーをそのまま踏襲し、現場で必要とされる「機動性」「可搬性」をさらに高めました。
記録メディアはCFカードを使用。HDDなどとは違い駆動系部品がないため消費電力が非常に少なく、また細かな振動などに対しても優れた性能を発揮します。またCFカードは汎用性が高く、広く一般に普及しているので、ランニングコストや入手のしやすさは、他の類似するメディアと比べても大きな優位性があります。
記録は高品質CODECを搭載し、最高で280Mbpsのビットレートを選択することも可能。
従来の放送用デッキよりも低価格で高画質な映像が手に入ります。
CFカードに収録されたクリップは.mov、または.mxfのファイルとしてラッピング。
ご使用のノンリニア編集機に合わせてファイルフォーマットを指定でき、別の編集用フォーマットに変換することなく直接編集できるので、作業時間が大幅に短縮されます。
特徴
- HD-SDI・HDMI入力を搭載し、CFカードにHD高画質映像を記録できるコンパクトな新しいフィールドレコーダー。
- 記録媒体には汎用性の高いCFカードを使用することで、既存のレコーダーと比べてランニングコストの大幅な削減が可能。
- ノンリニア編集機との親和性が高く、撮影から編集までの一貫したテープレスワークフローが構築可能。
- 100Mbps以上の高いビットレートでの記録も可能で、従来の放送用VTRを上回る高画質記録を実現、32GBのCFカードを2枚使用し、1080i/60、100Mbpsで最大約80分の連続録画が可能。
優れた機能
【テープレスワークフロー】
CFカードの受け渡しにより、キャプチャー作業なしでダイレクトにノンリニア編集機に移行できます。
ハイビットレートMPEG2の採用で、HD-CAMを上回る高画質です。

2枚のCFカードを使用、1枚がすべて収録したら、もう1枚をフォーマットし、収録を続ける。
これを続けることにより、永続的に収録を維持します。
地震監視用定点カメラなど、収録タイミングがわからない状況でも逃すことがありません。

CFカードの映像ファイルはエンドレスで再生が可能。
デジタルサイネージのプログラムとして使用できます。

nanoFlashにはHD-SDIとHDMIの双方の入出力があります。
入力された映像信号は常に両方の出力コネクターから出力されています。
その為HD-SDIとHDMIの相互変換機として使用できます。
※HDMIはHD解像度のみ使用できます。
※HDMIの音声は2チャンネルです。
※HDMIはHDCP非対応です。

HD-SDIに外部タイムコードとアナログオーディオをエンベデットして出力することが可能。
簡易型エンベデッターとして使用できます。
※アナログオーディオはコンシューマーレベルのアンバランス2チャンネル、若しくはバランスモノラルの
入力になります。
一定時間おきに1フレームずつ収録。
植物の成長、交通量の変化、空模様の移り変わりなど、定点観測の収録に使用できます。
23.89pフレームレートで撮影された後、59.94iに3:2 Pulldownされた映像を収録するとき、元の23.98pフレームレートで収録することができます。
CanonのHDVカメラの24Fモードなどに有効です。
回転メカニズムを持たないメモリーデコーダーです。
しかもSDカードのような面接触接点ではなく、ピン接触接点を持つCFカードを採用していて、信頼性も十分です。
強靭な筐体を持ち、振動、衝撃、温度変化など、特殊な環境下での収録を問題なくこなします。
また、使用電力はDC6.5V~19.5Vと幅広く、車載カメラの収録などに使用できます。
消費電力は動作時6.5W、待機時0.2Wと非常に小さく、バッテリーに負担をかけることはありません。

レコードスタートのトリガーは、RECボタンの他、入力タイムコードがカウントするとレコードスタートする方法、外部GPIによる方法などがあります。
ビデオ測定器などのアラームをトリガーとして異常時の状況記録をすることが可能。
しかも、PRE-RECバッファーを持つため、トリガーの数秒前から記録しておくことができ、必要な瞬間を逃しません。
※ビデオ信号として異常な信号を、そのまま収録することは出来ません。前段でフレームシンクロナイザー
などによる信号正常化が必要です。

主な仕様・オプション
| SD | HD | ||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ビットレート (Mbps) |
5 | 9 | 30 | 40 | 50 | 18 | 35 | 50 | 100 | 140 | 180 | 220 | 280 |
| HD I-Frame Only Rates | |||||||||||||
| SD Long-GOP | SD I-Frame(IMX) | HD Long-GOP Rates | |||||||||||
| CFカード容量 | 収録可能時間のめやす(分) | ||||||||||||
| 16GB 1枚 | 426 | 237 | 68 | 50 | 40 | 112 | 55 | 40 | 20 | 15 | 12 | 9 | 7 |
| 32GB 1枚 | 852 | 474 | 136 | 100 | 80 | 224 | 110 | 80 | 40 | 30 | 24 | 19 | 15 |
| 64GB 1枚 | 1704 | 948 | 272 | 200 | 160 | 448 | 220 | 160 | 80 | 60 | 48 | 38 | 30 |
| 128GB 2枚 | - | - | - | - | 600 | - | - | 600 | 300 | - | 160 | 130 | - |
記録するCFカードについて
nanoFlashでは、一般に市販されているCFカードを使用することができます。
映像の収録時間はCFカードの容量に依存しますので、可能な限り
容量の大きいCFカードをご使用頂くことをお薦めいたします。
また、特にビットレート設定を高くして収録する場合、
nanoFlashからCFカードに書き込むデータ量が膨大になるため、
最低300倍速以上の転送速度が速いCFカードをご使用下さい。
ご使用されるCFカードについては、以下のメーカー推奨品もご参照下さい。
メーカー推奨CFカード
| メーカー | 種類 | 対応ビットレート |
|---|---|---|
| Delkin | 300 x 32GB | ~220Mbps |
| Delkin | 420 x 64GB | ~220Mbps |
| Delkin | 450 x 64GB | ~220Mbps |
| Delkin | 625 x 32GB | ~280Mbps |
| Lexar | 300 x 32GB | ~280Mbps |
| Lexar | 400 x 32GB | ~280Mbps |
| Lexar | 600 x 32GB | ~280Mbps |
| Atremex | 600 x 128GB | ~280Mbps |
| Atremex | 600 x Plus 64GB | ~280Mbps |
| Transcend | 400 x 64GB | ~220Mbps |
| Transcend | 600 x 32GB | ~280Mbps |
| Hoodman | 675 x 64/32/16/8GB | ~280Mbps |
SpecからnanoFlashの使用に対応できるスピードを持つとされるCFカードの中から、動作が確認されたCFカードです。
CFカード自体の品質を保証するものではありません。
CFかーどにおけるいかなる不具合においても、それが原因で生じた収録内容の損害について、メーカー及びテクノハウスは保証いたしません。
バッテリーについて
nanoFlashは本体にバッテリーを内蔵しておりません。
使用条件に合わせて、電源を別途ご用意頂く必要がございます。
【商用電源が使用できる場合】
本体に付属しているACアダプターをご使用下さい。
【業務用カムコーダーと組み合わせて使用する場合】
業務用カムコーダーに搭載されておりますDC OUTから
出力される電源をnanoFlashに供給してご使用下さい。
電源ケーブルについては、別売りオプション品として
テクノハウスでご用意しております。
【IDX社製Vマウントバッテリー「Endura」シリーズを使用する場合】
IDX社製バッテリー「Endura」シリーズをnanoFlash用バッテリーとして使用できるアダプターを、
別売りオプション品としてご用意しております。
【民生用カムコーダーと組み合わせて使用する場合、電源が全く取れない場所で使用する場合】
テクノハウス推奨の日本トラストテクノロジー社製ポータブルバッテリー
「MyBattery Book X」から電源を供給してご使用頂くことをお薦めしております。
MyBattery Book XとnanoFlashを繋ぐ電源ケーブルについては、
別売りオプション品としてテクノハウスでご用意可能です。
【自動車のシガーライターソケットなど、DC電源が使用できる場合】
6.5V~20Vの電圧を得られる電源があれば、
そこから出力される電源をnanoFlashに供給してご使用下さい。
ご使用環境に合わせた電源ケーブルを、別売りオプション品として
テクノハウスでご用意することも可能です。
カメラへ取り付けについて
業務用カムコーダー
IDX社製ワイヤレスアダプター「A-MWR」「A-LWR」「A-UWR」「A-EWR」「O-LWP」「A-HWR」のいずれかと、
テクノハウス製「ワイヤレスアダプター接続金具 (型番:WANF-TH)」を組み合わせて使用することで、
カムコーダーのバッテリー取り付け部分に、nanoFlashを取り付けることができます。
民生用カムコーダー
LPL社製「ティルトトップDX (型番:L1220)」を使用することで、
カメラのアクセサリーシュー部分に、nanoFlashを取り付けることができます。
また、nanoFlashとMyBattery Book Xの双方を一緒にマウントし
ティルトトップDXを使用してカメラに取り付けられるマウント金具も
別売りオプション品としてご用意しております。
対応ノンリニア編集機について
nanoFlashにて記録した.movファイルまたは.mxfファイルを編集する
ノンリニア編集ソフトについて、以下のラインナップについては
メーカーにて動作確認が取れております。
- Final Cut Pro (6.0.3以上)
- Avid Media Composer (3.1.1以上)
- Sony Vegas Pro (8.0以上)
- Thomson Canopus EDIUS Pro (5以上)
- Adobe Premiere Pro CS4 / CS3(MainConcept MPEG Pro XDCAM plug-in 4.1.1以降が必須)
具体的な組み合わせ例

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3D記録・再生オプション
nanoFlashは、2台を組み合わせて3D収録と再生を行うことができるオプション「nano3D」が用意されています。nanoFlashの高画質、省消費電力を3D収録や再生においても活かすことが可能です。
nanoFlashをnano3Dとして使用する場合には、nanoFlashを2台用意し、それぞれにnano3D用のファームウェアをインストールします。また、nanoFlash2台を専用の金具やケーブルで接続し、それぞれが「Master」と「Slave」の役割に分かれます。
さらにnano3Dオプション使用時は、主だった設定等はMaster側のnanoFlashで行いますが、そのMaster側のnanoFlashには、nano3Dのファームウェアが継続的に使用できるようにするためのアクティベーション化が必要になります。(アクティベーションは有料です)
アクティベーションを行わないと、試用期間終了後はnano3Dに関する機能はnano3D用のファームウェアをインストールしても使用できなくなります。
nano3D用の接続金具・ケーブル、nano3Dアクティベーション化に関しては、ConvergentDesign製品販売店か、テクノハウスまでお問い合わせ下さい。なお、既にアクティベーション化されているキットの販売も併せて行っております。

快適にお使い頂く為に
現在判明していますnanoFlashの使用制限事項についてお知らせします。
(2010年8月17日 更新)
- HDMIはSD解像度に対応していません。
- HDMIは2チャンネルオーディオです。
- HDMIはHDCP非対応です。
- 4GB以下のCFカードは使用しないでください。
- CFカードは使用する前にnanoFlashで初期化してください。
- 初期化の時にカードの状態をテストしますので、合格しなかったカードは使用しないでください。
- マニュアルに紹介する、検証済みの種類のCFカードを使うよう心がけてください。
- 初期化し記録する前のCFカードを再生しないでください。CFカードに正しく記録が出来なくなります。
- CFカードを2つのスロットに同時にささないでください。認識が出来ません。
- 記録中、再生中にCFカードは抜き差ししないでください。
- HD-SDIの8チャンネルオーディオを収録するときはMXFを使用してください。MOVは音声位相に問題が生じます。
- HD-SDIに24Psfの信号を入力した場合、同時出力される信号は24pになります。CFカード再生時のHD-SDI出力は24Psfに再変換が可能です。24Psf入力を同時モニタリングする必要があり、モニターが24pに対応していない場合はE to Eモードを使用してください。プロセスを通らず、SDI入出力が直結されます。
- 24p、24Psf収録時、TCはエンベデットを使用してください。LTCは安定しません。
- LTC-JamSyncを使用中に、タリー接点を使用しないでください。
- 一部のメーカー製スタジオシステムカメラのSDI出力をnanoFlashに入力した際、入力状態が安定しないことがあります。これはカメラのSDI出力内にCCUと通信する為の信号が多重されていることが原因で、こうしたカメラではアンシラリーデータを修正したSDI出力が別途用意されていることがあります。このような現象が起きた場合には、接続先を、データ修正されたSDI出力か、CCUを経由したSDI出力に変更してください。
- 一部のメーカー製ポータブルスイッチャーのSDI出力をnanoFlashに入力した際、入力状態が安定しないことがあります。これは一部出力のCRCエラー情報がリセットされていないことが原因で、こうしたスイッチャーではCRCエラーを修正したSDI出力が別途用意されていることがあります。このような現象が起きた場合には、接続先を、エラー修正されたSDI出力か、SDI-DDA等のリクロッカーを経由した接続に変更してください。




